クリックポストのCSVが取り込めない・文字化けする原因と対処法【エラー別】
クリックポストの「まとめ申込」でCSVをアップロードしたのに、取り込めない・宛名が文字化けする・エラーになる——発送作業を急いでいるときほど困るトラブルです。
この記事では、まとめ申込でよくあるCSVエラーを症状別に整理し、それぞれの原因と対処法を解説します。エラーの多くは、公式が指定しているCSVの仕様(文字コード・列の形式・件数上限)から外れていることが原因です。
本記事のCSV仕様は、クリックポスト公式のまとめ申込 詳細フロー(PDF)に記載された内容にもとづいています。仕様は変更される場合があるため、最新の正式な内容はクリックポスト公式サイトでご確認ください。
症状別・原因と対処の早見表
まずは症状から原因を特定してください。詳しい対処は各セクションで解説します。
| 症状 | 主な原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 宛名が文字化けする | 文字コードがShift-JIS以外 | 「CSV(コンマ区切り)」で保存し直す |
| ファイルを選んでも取り込めない | Excel形式(.xlsx等)のまま | CSVテキスト形式で保存し直す |
| 全件がエラーになる | ヘッダー(1行目)を編集した | テンプレートを再ダウンロードして作り直す |
| 郵便番号でエラーになる | 全角文字・桁数の誤り | 半角数字7桁、またはハイフンあり8桁にする |
| 氏名・住所でエラーになる | 文字数の超過 | 氏名は全角20文字以内、住所は4行に分割する |
| 敬称でエラーになる | 「様」「御中」以外を入力 | 「様」または「御中」のいずれかにする |
| 41件目以降が登録されない | 1回の上限は40件 | CSVを40件以内に分割する |
【最頻出】宛名が文字化けする
もっとも多いのが文字化けです。原因はほぼ一つで、文字コードがShift-JIS以外になっていることです。
公式マニュアルでは、CSVの文字コードはShift-JISと指定されています。ところが表計算ソフトでCSVを保存すると、標準でUTF-8など別の文字コードになることがあり、この状態でアップロードすると宛名が読めない文字に化けてしまいます。
対処:保存形式を「CSV(コンマ区切り)」にする
Excelで保存する場合、「名前を付けて保存」でファイルの種類を選ぶ際に注意が必要です。
- 正しい: 「CSV(コンマ区切り)(*.csv)」
- 間違い: 「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」
どちらも拡張子が.csvのため見分けがつきにくいのですが、「UTF-8」と付いているほうを選ぶと文字化けします。保存時は「UTF-8」が付いていない側を選んでください。
Macの「数値」(Numbers)やGoogleスプレッドシートからCSVを書き出すと、UTF-8になるのが一般的です。この場合は、書き出したCSVをExcelなどで開き直して「CSV(コンマ区切り)」で保存し直すか、文字コードを指定して保存できるエディタでShift-JISに変換します。
メニューの名称や表示位置は、お使いのソフトのバージョンによって異なる場合があります。
絵文字や一部の異体字は避ける
Shift-JISで表現できない文字(絵文字や一部の異体字など)が住所・氏名に含まれていると、保存の時点で文字が失われたり置き換わったりすることがあります。Amazonの注文情報から住所をコピーしている場合は、こうした文字が紛れ込んでいないか確認してください。
ファイルを選んでも取り込めない
CSVを選んだつもりでも、ファイル形式が違うと取り込めません。
公式マニュアルでは、利用できるのはCSVテキストファイル形式のみと明記されています。次の形式は利用できません。
- Excelファイル形式(.xlsx、.xlsm、.xls)
- CSV以外のテキストファイル形式(.txt)
表計算ソフトで編集した後、そのまま保存すると.xlsxのままになりがちです。必ず「名前を付けて保存」からCSV形式を選び直してください。
全件がエラーになる(ヘッダー行の編集)
一部ではなく全件がエラーになる場合、ヘッダー行が原因のことがあります。
公式マニュアルには「ヘッダー(1行目)は、修正等しないでください」と記載があります。1行目の項目名を書き換えたり、削除したり、行を挿入したりすると、正しく読み込まれません。
列を並べ替えてしまった場合も同様です。うまくいかないときは、まとめ申込画面からCSVテンプレートファイルを再ダウンロードし、1行目には手を触れずに2行目以降へデータを入力し直すのが確実です。
項目ごとのエラー
各列には、公式に定められた形式と文字数の制限があります。エラーが出た列を確認してください。
郵便番号(A列・必須)
ハイフンなしの半角数字7桁、またはハイフンありの半角数字8桁で入力します。
- 正しい例:
1000013/100-0013 - エラーになる例: 全角数字(
100−0013)、桁数の不足、全角ハイフン
Amazonの注文情報からコピーすると全角が混ざることがあります。半角数字・半角ハイフンで統一してください。
氏名(B列・必須)
敬称を除いて、全角20文字または半角40文字以内です。「様」を氏名欄に含めず、次のC列で指定します。
敬称(C列)
「様」または「御中」のいずれかです。「さん」「御中様」といった表記は指定外になります。個人宛なら「様」、会社・団体宛なら「御中」を使います。
住所(D〜G列・いずれか必須)
住所は1行目から4行目までの4列に分かれており、それぞれ全角20文字または半角40文字以内です。D列からG列のいずれかが入力されていれば必須条件を満たします。
内容品(H列・必須)
全角15文字または半角30文字以内です。必須項目なので、空欄だとエラーになります。「衣類」「本」「CD」のように、内容が分かる簡潔な品名を入れます。
41件以上をアップロードしたい
1回のアップロードの上限は40件です。これを超える分は登録されません。
41件以上を発送する場合は、CSVファイルを40件以内に分割し、複数回に分けてアップロードします。たとえば100件なら、40件・40件・20件の3ファイルに分ける形です。
Amazonセラーが特につまずくポイント
Amazonの自己発送でまとめ申込を使う場合、住所の文字数でつまずくことが多くあります。
Amazonの注文情報に入っている住所は、都道府県から建物名・部屋番号までが一続きの長い文字列になっていることが少なくありません。これをD列(住所1行目)にそのまま貼り付けると、全角20文字の制限を超えてエラーになります。
対処は、省略ではなく分割です。D〜G列の4行を使って、次のような区切りで分けます。
| 列 | 入力例 |
|---|---|
| D列(住所1行目) | 東京都千代田区霞が関1-3-2 |
| E列(住所2行目) | 〇〇マンション101号室 |
番地やマンション名・部屋番号を省略すると配送トラブルの原因になるため、文字数に収めるために削るのではなく、行を分けて全体を残すのが正しい対処です。
なお、こうした転記と整形の作業そのものをなくしたい場合は、セラーセントラルの注文をクリックポストのまとめ申込へ自動で転記するクリックポスト一括自動登録支払い for Amazonという方法もあります。CSVを手作りしないため、文字コードや文字数のエラーが起きません。7日間無料で試せます。
一部だけエラーになったときは、やり直さなくてよい
見落とされがちですが、一部の行だけがエラーになった場合、最初からやり直す必要はありません。
公式マニュアルには、一部が取込みエラーとなった場合でも、正常に取り込まれたお届け先情報のみを登録したいときは「次へ」をクリックすればよい、と記載されています。
- 正常分だけ先に登録する: 「次へ」をクリック。エラー分は後から改めて登録します
- すべて直してからやり直す: 「戻る」をクリックし、CSVファイルを修正してアップロードし直します
急ぎの発送があるときは、通る分だけ先に進めてしまうのが実務的です。
CSV仕様リファレンス(公式マニュアルより)
エラーを防ぐための仕様を一覧にまとめました。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ファイル形式 | CSVテキストファイル形式(.xlsx / .xlsm / .xls / .txt は不可) |
| 文字コード | Shift-JIS |
| 1回のアップロード上限 | 40件 |
| ヘッダー(1行目) | 修正しない |
| A列 お届け先郵便番号【必須】 | ハイフンなし半角数字7桁、またはハイフンあり半角数字8桁 |
| B列 お届け先氏名【必須】 | 敬称を除き、全角20文字または半角40文字以内 |
| C列 お届け先敬称 | 「様」または「御中」のいずれか |
| D〜G列 お届け先住所1〜4行目【いずれか必須】 | それぞれ全角20文字または半角40文字以内 |
| H列 内容品【必須】 | 全角15文字または半角30文字以内 |
まとめ申込の基本的な流れやCSVの作り方はCSV完全ガイド、クリックポスト全体の使い方・料金・サイズはクリックポスト完全ガイドで解説しています。
よくある質問
クリックポストのCSVの文字コードは何ですか?
Shift-JISです。公式マニュアルで文字コードはShift-JISと指定されています。ExcelでCSVとして保存する際、「CSV UTF-8」形式を選ぶと文字コードが異なるため、宛名が文字化けする原因になります。保存時は「CSV(コンマ区切り)」を選んでください。
Excelファイル(.xlsx)のままアップロードできますか?
できません。公式マニュアルでは、Excelファイル形式(.xlsx、.xlsm、.xls)およびCSV以外のテキストファイル形式(.txt)は利用できないと明記されています。必ずCSVテキストファイル形式で保存してからアップロードしてください。
クリックポストのまとめ申込は一度に何件までアップロードできますか?
1回のアップロードの上限は40件です。41件以上を発送する場合は、CSVファイルを40件以内に分割して、複数回に分けてアップロードします。
CSVの一部だけがエラーになった場合、最初からやり直す必要がありますか?
必要ありません。一部が取込みエラーとなった場合でも、正常に取り込まれたお届け先情報のみを登録したいときは「次へ」をクリックすれば、その分だけ登録できます。すべて修正してやり直したい場合は「戻る」でCSVファイルを修正してから、アップロードし直します。
住所が長くて文字数制限に収まりません。どうすればよいですか?
お届け先住所はD列からG列の4行に分けて入力できます。1行あたり全角20文字(半角40文字)以内なので、都道府県・市区町村、丁目番地、建物名・部屋番号といった区切りで複数行に分けてください。番地や建物名を省略すると配送トラブルの原因になるため、省略ではなく分割で対応します。
まとめ
- 文字化けの原因はほぼ文字コード。保存時に「CSV UTF-8」ではなく「CSV(コンマ区切り)」を選ぶ
- Excel形式(.xlsx等)のままではアップロードできない。CSVテキスト形式で保存し直す
- ヘッダー(1行目)は編集しない。崩れたらテンプレートを再ダウンロードする
- 郵便番号は半角、氏名は全角20文字以内、内容品は必須、敬称は「様」か「御中」
- 1回の上限は40件。超える分はCSVを分割する
- 住所が長いときは省略せず、D〜G列の4行に分割する
- 一部だけエラーなら、「次へ」で正常分のみ先に登録できる